今年みたドラマで打線組んでみた・2025
2025年版のベストナイン紹介、いってみましょう。
ベストナイン、そして投手部門は先発、中継ぎ、抑えの計3投手を選んだ。打順は本文の最後に。
先発投手
『べらぼう』(NHK)
「ホームページ、読めてねえんだけれど…」
NHKのインターネットサービスに変更があり、今作のHPは次作開始とほぼ同時に閉鎖してしまうらしい。解せぬ…。
それはさておき、個人的にはメディアがどう危機に立ち向かえるのかという視点で楽しんでいた。新さんのあたりはしんどかったな。そしてやはり老いに伴い、傲慢になってしまう主人公。
中継ぎ投手
『ひらやすみ』(NHK)
キャスティング、すごすぎ。こんなに再現できるんだ。
抑え投手
『御上先生』(TBS)
学校教育って、自分は問題の答えを導き出し続けてきたけれど、人生で大事なのは問いだよねっていう。AIを利用するにしても、問いが大事だとされている。
答えのないものに向き合うのに、高校生活の3年間というのは短すぎる。卒業後も続けないといけないが、では3年間での成果なるものを求められると…。大人は急ぎすぎている。
捕手
『小さい頃は、神様がいて』(フジテレビ)
「おじさん」へのケア作品が年々増えてきているなと思う今日この頃。忘れた頃に見返したい。その忘れた頃は、すぐやってきてしまうのかもしれないけれど。二人で確認し合わないと。
フジテレビが揺れた1年だったので、フジ作品が入っていたのはバランス的にも少し救われるところがある。いい作品を世に出そうとする人たちは少なからずいるのだから、腐り切らないでほしい。
一塁手
『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日)
本命野木さんの挑戦作。未来のマンネリを避けるため、新しい見せ方を探し続ける姿には敬意を表したい。
私たちは全能じゃないし、「ちょっとだけ」でもできることは十分ある。
二塁手
『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS)
体験をめぐる考えはまだまとまっていない。その人と向き合うとき、そんなことにとらわれていてはいけないのかもしれないけれど。
三塁手
『東京サラダボウル』(NHK)
NHKが意欲的な「ドラマ×ジャーナリズム」。悔しいが、事実そのままを報じるよりよほど説得力があるような。
奈緒も松田龍平も、大好きだ。そしてこの作品に関わったスタッフの皆さんも。
遊撃手
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS)
二塁が『対岸の家事』なら、ペアの遊撃は、ね。今年の年越し、鮎美と勝男はどうしているかな。
左翼手
外野陣のテーマは「紡ぐ」としている。
左翼手のこの作品は、大人となって共通の箱の中にはいない4人がすれ違っていくパートがリアルで切なかった。
中堅手
『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ)
また星絡み、そして学校が舞台。それだけ問いが渦巻いているのだろう。星に魅了されるのは、なぜ?
右翼手
いま「エモ」「懐かしさ」だけじゃない、続編を世に出す意味というのを真正面から描いてくれた。最高!
指名打者
『愛の、がっこう。』(フジテレビ)
ストレートな恋愛ドラマを見たのは久々な気がする。なんだこの引力。
まとめ
打順はこうでしょう。
1(遊)じゃあ、あんたが作ってみろよ
2(二)対岸の家事
3(右)ちはやふるーめぐりー
4(三)東京サラダボウル
5(中)僕達はまだその星の校則を知らない
6(左)いつか、無重力の宙で
7(指)愛の、がっこう。
8(一)ちょっとだけエスパー
9(捕)小さい頃は、神様がいて
べらぼうーひらやすみー御上先生
『晩餐ブルース』もいれたかった。自分がケア的な作品を求めているのか、世のトレンドなのか。4番が三塁なのは、ミスターへの敬意です。
「体験できなかった」は一つの体験?
題名は今春放送されたTBSのドラマ「対岸の家事」から引用している。
ディーンフジオカ演じる中谷に多部未華子演じる詩穂がかけた「体験できなかったっていうのも一つの体験で、それだっていつかは武器になるかも」という言葉。
半年たち、当時と今で自分の周りの環境もすっかり変わった。平たく言うと結婚に伴い引っ越しをして、パートナーとの距離がこれまでより密になった。
語弊を恐れずに言えば、自分はパートナーより年齢も上だし、体験してきたことも多そうだ。しかし、自分の脳内にはこのフレーズが刻まれている。だから体験していない(とみられる)パートナーのことを尊びたい。
それが実生活となると、なんとも難しい。パートナーはいろいろ私に要求してくる。私も無意識的に要求しているのだろうが、「体験していないからそんなことが言えるんだ」と相手の要求に向き合う面倒くささを感じている。向き合いさえすればいいでしょうと。人間同士、どこか妥協も重ねながら付き合っていくものなのだと。
そして今秋、現時点で一番ハマっているドラマがこれだ。
体験を経て価値観を広げられてきた気がする自分。翻って勝男さんはどのように歩んでくれるのか。自分の答え合わせになったらいいな。
相手の考えを尊びつつ、いい着地点を探りたいな。
中華統一へ、「天下の大将軍」を目指す篠塚大輝の物語は続く(タイプロ感想記)
「与えられてばっかりや」
昨年9月からNetflixで配信されていた「timelesz project(タイプロ)」が2月15日、一区切りを迎えた。
候補生の側で紛れもなく主人公として扱われていたのが、そう、篠塚大輝だ。
ダンス未経験、それでも努力を続け、重ね、timeleszに見出された。
冒頭の言葉から彼の潜在能力に引き込まれていたが、ついに意識したのが第17回「ep.15 6次(ファイナル)審査始動!」だ。彼の回想シーンで、彼にダンスを教えてきた二人の「前田大」が画面に再び映った。
タイプロは仲間探し。これで終わりではなく、ここからが本当の始まり。
あれ、これってつまり、『キングダム』じゃねえか?
イントロダクションより
時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は500年もの動乱期。
戦国七雄の一つ「秦国」の身寄りのない少年・信と漂は、今は奴隷のような身なれど、いつか武功をあげて天下一の将軍になることを夢見て修行に励む。そんな二人が偶然、秦国の大臣に出会ったことから運命の歯車が動き出す!
こう訳せないか。
時は令和、アイドル戦国時代。SMAPが解散、嵐は活動休止。テレビの影響力が陰るなどし、旧ジャニーズ事務所は動乱期。
ジャニーズ七雄の一つ「timelesz」のオーディションに参加した大学生篠塚大輝は、今はダンス未経験の身なれど、いつか武功をあげて天下一のアイドルになることを夢見て修行に励む。そんな篠塚が偶然、timeleszのメンバーに出会ったことから運命の歯車が動き出す!
二人の「前田大」ファンの方々には表現含め恐縮だが、前田大翔はビジュアルが副歩兵長松左なのだ。4次審査、ライネクチームで振りの変更の際、音頭をとって話し合いを進めたのが大翔さん。
前田大輔は那貴といったところか。自分探しをしながら、篠塚に惹かれ、彼に自分のダンスの全てを託した。
キングダムではこの巻の龐煖との戦いが好きだ。関わった人たちの思いを背負い、紡ぎ、結束して強敵と戦う。
篠塚大輝は与えられたその分、強くなる。新生timeleszの矛として、大きく輝く。
ちなみに、惜しくも最終審査でメンバー入りかなわなかった浜川路己は、趙国の知将・李牧として遠くない将来、timeleszの前に立ち塞がります。
今年みたドラマで打線組んでみた
2024年がもうすぐ終わる。このブログも不定期にもほどがあるが、年の瀬に今年視聴したドラマをまとめようと思う。
ベストナイン、そして投手部門は先発、中継ぎ、抑えの計3投手を選んだ。打順はこのブログの最後に。
先発投手
『虎に翼』(NHK)
満票を獲得。ロングランの朝ドラ、先発として長いイニングを投げてくれました。
個人的には折り返した頃の第15週「女房は山の神百石の位」が好きでした。上り調子でドラマって進んでいくのではなく、間違える。周りが見えなくなる時は必ずある。人にしたことはいいことも悪いことも自分に返ってくる。そして成長していく。100年後に会いましょう。
中継ぎ投手
『春になったら』(カンテレ)
ドラマの3カ月というシーズンをうまく活用していた。映画や単発ドラマではできない凝縮された3カ月。愛があった。
抑え投手
『海に眠るダイヤモンド』(TBS)
1年の締めくくりにふさわしい。過去があるから今がある。
野木ワールド、これまで現代の横軸で人々が連帯してきたと思っている。今作は、そこに縦の歴史軸が加わったような。野木さん、大河ドラマを早く書いてください…。
捕手
『ライオンの隠れ家』(TBS)
キャッチャーマスクをかぶったきみ(洸人)。「自分は主役でない」とでも言いたげに、素顔を見せてはくれない。でも、確かにきみが扇の要だから思いっきりボールを投げられるんだ。
一塁手
『西園寺さんは家事をしない』(TBS)
現代人の悩みごと×エンタメの完成形!観ていて安心、そして楽しかった。包容力にあふれたこの作品には、どっしりファーストミットを構えていてほしい。
二塁手
『海のはじまり』(フジテレビ)
やっぱり外せない…。月曜にこれがあり、火曜に西園寺さんがいたからセットで充実していたこの夏。
三塁手
『アンメット』(カンテレ)
あなたが「50−50」だ。
遊撃手
たまらん安定感。それこそ、ファインプレーをファインプレーに見せない巧みさがあったなと(文春的な意味合いは全くなく、作品に純粋に魅了された)
左翼手
『燕は戻ってこない』(NHK)
見る見ないは視聴者の自由だけれど、『海のはじまり』同様、見なきゃいけない気になってしまう。
中堅手
『不適切にもほどがある!』(TBS)
ガッツマンですよね。好調時は手がつけられない、DeNA桑原のような。
右翼手
厳密には昨年から放送していたが、宗教があらためて問題提起されまもなく2年半。時流に乗っていたよね。
指名打者
『3000万』(NHK)
回を追うごとに加速する面白さ。これまた悪い意味で、呼応するように現代社会で闇バイトが騒がれ、あまりにタイムリーすぎた。
ドラマの作り方という点でも試金石となる一作だったか。「脚本開発チーム」というプロジェクトを全面に押し出していた。その良さが出ていたと思うが、興味深かったのは、野木亜紀子さんがポッドキャスト番組「林士平のイナズマフラッシュ」で共同脚本には(個人的に)懐疑的な見方をしていたこと。ドラマの明日はどうなる?!
まとめ
打順はこうでしょう。
1(中)不適切にもほどがある!
2(遊)舟を編む
3(指)3000万
4(三)アンメット
5(一)西園寺さんは家事をしない
6(捕)ライオンの隠れ家
7(右)仮想儀礼
8(左)燕は戻ってこない
9(二)海のはじまり
虎に翼ー春になったらー海に眠るダイヤモンド
NHKとTBSばかり。
『光る君へ』『正直不動産2』『全領域異常解決室』などは迷いました。配信勢で欠かせない作品もありましたが、今回はあくまで「テレビドラマ」ということで。「もうええでしょう」と聞こえてきました。では。
感想 淳×ジュニア×有吉 40歳-50歳〜10年観察〜
バラエティ番組の感想はFilmarksに書き込めないので、こちらで。
まず、企画がいいなと思った。自分も一年一年ではなく年代を意識する年齢になった。10年見つめ続けることで、人生観はどう変わった、肉付けされていったのか…
しかし、ちょっと看板倒れな印象。良くも悪くもダイアリーの域を出ておらず、ドキュメンタリーではなかった。もっとスタジオトーク多くてもよかったのでは。
淳が10年前時点で、芸能界やめるといっていたくだりの話は面白かった。確かに、常識がなくて、でも自分を表現したい。そんな人たちが芸能界にやってくるのに、世間の常識をそこに求めるなと。一考の余地が十分にあると思う。何のためのコンプライアンスなのか。テレビよ。
